「全額自己負担」になってしまう示談例
示談の前にまずダスキン健康保険組合に相談してください。
示談のタイミングは決められていないため、事故現場などで簡単に話し合い、当事者同士で事故処理を行った場合でも示談成立(※)となります。
この場合、後日問題が生じた際(後遺障害が発生したなど)に健康保険で対応できない可能性があります。示談後も健康保険が使えるかどうかは、示談内容によって決まります。自己判断で安易に示談せず、その場では相手の情報を記録しておき、示談に関しては、後日、ダスキン健康保険組合に相談してください。
※口約束程度の示談でも法的に有効になることがありますのでご注意ください。
注意!「全額自己負担」になってしまう示談例
- 健康保険で治療を受けている間に示談が成立した場合
- 被害者が治療費用を含む賠償金を受け取った場合、その日以降は健康保険で治療を受けることができなくなります。症状がはっきりせず、治療が長引いてしまったりしても医療費全額が自己負担になります。
- 「健康保険で治療を受けているため、医療費は必要ない」といった内容の示談をした場合
- 医療費に関する損害賠償請求権を放棄したことになり、健康保険を使って治療した費用を健康保険組合が請求できなくなります。したがって、医療費全額が自己負担になります。