令和4年2月28日
組合員の皆様
ダスキン健康保険組合
理事長 橋本 幸子
常務理事 石井 善子
令和4年度 保険料率引き上げのお知らせ
合掌 いつも組合運営にお力添えいただきありがとうございます。
常日頃、組合員の皆様ならび事業主様の健康意識向上と、その取組みに支えられておりますことに心より御礼申し上げます。
さて、令和4年度の保険料率ですが、2月2日に開催の予算組合会において下記のように決定し、厚生局に承認をえましたので
お知らせいたします。
※40歳~64歳の方は、一般保険料および調整保険料に併せて介護保険料が徴収されます。
被扶養者の介護保険負担分は、当健康保険被保険者が負担している中でまかなっています。
※負担割合は、事業主・被保険者での折半となります。
【保険料率改定の要因】
1.予測を超える保険給付費の伸長
令和3年度の保険給付費(医療にかかった費用)は16億円を超え、前年度比113%と健保創立以来の最高額が予測されます。
加入者数は前年比99%とほぼ変わらず、1人当たり医療費の伸長が大きな要因です。
疾患別では、子宮がん・乳がん・高血圧・脳疾患・クモ膜下・その他の循環器系疾患が増加し、前期高齢者においても
同様の疾患の割合が高くなっています。
2.国に納付する「前期高齢者納付金及び後期高齢者支援金」の増加
「前期高齢者納付金及び後期高齢者支援金」は、当健保の前期高齢者の医療費増加で負担額が増え、
令和3年度は16億円超を納付いたしました。
令和2年度と比較すると42%増加し、支出において保険給付と納付金が占める割合は90%を超え、
経常赤字となり従来の保険料収入では賄えない状況です。
3.別途積立金(財産)の残高減少による、収支赤字への補填額減少
経常赤字を補填するために、別途積立金を取崩し対応しておりますが、令和4年度の予算では残り全てを投入しても足りず、
保険料率引き上げによる収支バランスが求められます。
厳しい財政状況に改善の兆しがなければ、保険料率の更なる引き上げ等も余儀なくされます。
制度見直しの検討もしてまいりますが、保険給付費(医療費)の適正化については組合員の皆様のご協力なくしてはなしえません。
お一人お一人の健康寿命を延伸し、重症化予防、医療費適正化を図るため、令和4年度は、
◎疾病(がんを含む)の早期発見・早期治療につながる、健康診断・償還払いのドック検診は内容を一部見直し、継続してまいります。
◎特定保健指導を中心とした生活習慣改善プログラム及び重症化予防プログラム、オンライン禁煙外来も募集継続をいたします。
組合員の皆様には、ダスキン健康保険組合ホームページ及び、4月発行予定の広報誌(sante172号)にて主な内容を掲示いたします。
ありがとうございました。 合掌
資料:保険給付費の増加とその内訳